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 ■ 国土地理院地図の5M数値標高メッシュ

別の記事で国土地理院地図をCADデータに変換する方法を紹介しましたが、更に5Mメッシュの数値標高データを載せる方法も紹介します。

CADデータに変換する方法で使用した田園調布駅前は殆ど高低差が無いのでお隣の多摩川駅に移動してみます。

 ↓地図だけのJW-CAD画面




 ↓数値標高データを入れ込んだJW-CAD画面




 ↓数字が読めるくらいに中央付近を拡大すると




中央の道路幅が約5.5mなので、5Mピッチで数字が並んでいるのが判ると思います。
右側のT字路から左やや斜め下に向かう道の突き当りまでの高低差が約3Mですね。

任意の好きな個所の高さが判るわけじゃないので、直接設計業務には使えないと思いますが、企画、あるいは計画段階のラフデータとしては使えるんじゃないかと思います。


作成方法は、【国土地理院地図をCADデータに変換する方法@】の途中に、国土地理院で配布している基盤地図情報の中の数値標高モデルを追加で読み込んで行います。
あまり詳しくは解説しませんが、基盤地図情報の基本項目にプラスして数値標高モデルも読み込ませるわけです。

そうすると以下の画像のように、左のレイヤーリストの一番下に「標高メッシュデータ」という項目が追加されます。




その「標高メッシュデータ」をクリックした画像が ↓ です。




色の濃い薄いが高低差を表しているようです。
この画面で数値も表示できないものかといろいろ操作してみましたが出来ませんでした。
(もし出来る人がいたら教えてください)

しかし、これをPDFデータに変換してPCの画面上で拡大表示すると、ゴミのような小さな数字が隠れているのが判ります。




PDF変換するときに、設定→表示設定の画面で以下のように「標高値表示」にチェックを入れて下さい。
入れないとゴミのような数字が出てきません。




このPDFデータを【国土地理院地図をCADデータに変換する方法@】と同じようにJW-CAD変換すると冒頭で紹介したデータになります。
返還後にCAD上で文字の大きさを見やすい大きさに変更してください。